超音波探傷とは、超音波を利用して我々が直接見ることができない鉄等の内部の傷を発見する検査のことです。 部屋の壁にくぎを打とうとして、壁の裏に柱があるかどうかを見分ける時に、かなづちで壁をかるくたたいてみて、その音で判断する事があると思います。 超音波探傷の原理もこれと全く同じです。 超音波探傷では、波(つまり音のことですが、超音波は周波数が高すぎて人間の耳には聞こえません。)の強弱、時間差によって、物体の内部がどうなっているかを調べます。
探傷の概念図
この図は、斜角探触子を使った探傷を示しています。 斜角探触子内の振動子によって発生した超音波が試験体の中を伝搬していきます。欠陥(傷)があるとそこで超音波は反射をして探触子の方向に戻ってきます。この波を探触子で検出するのですが、この時の時間を測っていれば、超音波を送った時間と反射波が戻ってきた時間差が分かります。また、あらかじめ試験体を通る超音波の速度は分かっているので、この2つのことから欠陥の位置が特定できることになります。
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